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gamerたちの聖地

田中真弓、潘めぐみ、池田秀一、安彦良和が登壇!「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」初日舞台挨拶 2015年2月28日 11:37

1979年にTV放送された日本ロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」。そのキャラクターデザイン・アニメーションディレクターの安彦良和さんが手掛けた累計発行部数1,000万部を誇る大ヒットコミックス「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が、ついにアニメ化され2月28日(土)より全国13館にてイベント上映が開始された。

上映を記念して、同日に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」初日舞台挨拶が開催。田中真弓さん(キャスバル・レム・ダイクン役)、潘めぐみさん(アルテイシア・ソム・ダイクン役)、池田秀一さん(シャア・アズナブル役)、安彦良和総監督が登壇した。



盛大な拍手に迎えられ登壇した本日の出演者たち。池田さんは「また会えましたね」と感慨深げに語り、田中さんはシャアの少年時代を演じられたことを光栄だとコメントしていた。

10年間執筆して来たマンガが上映された今の心境について、安彦さんは年月を数えるのが難しいくらい年を重ねてしまったと前置きし、「やっとここまで来た」と話す。1回だけの映画とは違いこれからのことがまだ先のことが決まっておらず気持ちがまだまとまっていないとのこと。

シャア自体の演技をするのは久しぶりだという池田さん。「冒頭の数分間が大変でした」と語り「これでいいのか?」と思いながら演じていたそうだ。田中さんはガンダムファンの熱さを感じ、シャアの少年時代を演じたことの重さや、少年役を色々と演じてきているため差別化出来るよう自分自身に縛りをかけてしまい緊張したと話す。

収録現場では最年少だったという潘さんは、アルテイシアを演じるにあたりセイラに至るまでのことを最初は考えていたそうだ。ちなみに収録現場では、作品の重さを感じて緊張している人が多かったと収録時の模様も語られていた。

 

安彦さんからキャスバルを田中さんに演じて欲しいとオファーした経緯を聞いた田中さんは、オーディションを受けたから演じることになっていたと思っていたと明かす。また、池田さんが安彦さんがアフレコスタジオにまた戻って来てくれたことを喜ぶ場面も。

オーディションの話題は続き、池田さんは36年前のシャアのオーディションを受けた時の動機について飲みたい一心だったことしか覚えていないと笑った。

 

最後に出演者ひとりひとりからメッセージが伝えられた。

潘:皆さんの前に立たせていただけて胸がいっぱいです。人との出会い別れ、悲しみなど私たちが感じられる感情がたくさん詰まっています。何度も足を運んでいただき、この作品を愛して導いていってくれたらと思います。

田中:私はガンダムの素人で、作品が最初に始まった頃はアニメをあまり見なくなっていたのですが、ここからがスタートです。ガンダムを知ってはいるけれど中身を知らない方もぜひ見てください。変声期後のキャスバルも頑張ります。今後ともガンダムをよろしくお願いします。

池田:噂によるとアムロ・レイという人が敵情視察に来ているという話が(笑)。この先、アムロとの話も出て来ます。長丁場になりますが、THE ORIGINでは15歳に若返って頑張りたいと思います。

安彦:ガンダムというタイトルの映像を見ていただき、それが同窓会では寂しいので新しい人に入ってもらいたいです。ガンダムがどんな話か、この作品を通して知っていただきたいです。元々そのつもりで始めた作品なので、この映像を第一歩にしてください。映画ではないので、反応次第で今後はどうとでもなります。良い評判を皆さんに広めていただけると、古谷徹さんの出番が出て来ます(笑)。よろしくお願いします。

 

挨拶の終わりで、安彦さんが客席に来ていた古谷さんに「2章では声を若返らせて頑張ってください」というエールを送ると客席の古谷さん「任せてください!」と返す一幕があり、舞台挨拶は終了となった。

 



■「機動戦士ガンダム THE ORIGIN | 青い瞳のキャスバル

2015年2月28日(土)から3月13日(金)まで2週間限定で全国13館にてイベント上映!

【スタッフ】
原作:矢立肇富野由悠季
漫画原作:安彦良和
キャラクターデザイン:安彦良和、ことぶきつかさ
オリジナルメカニカルデザイン大河原邦男
メカニカルデザインカトキハジメ山根公利明貴美加、阿久津潤一
脚本:隅沢克之
演出:江上潔、板野一郎
総作画監督西村博之
メカニカル総作画監督鈴木卓也
美術監督池田繁美、丸山由紀子
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士
編集:吉武将人
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
監督:今西隆志
総監督:安彦良和
企画・製作: サンライズ

【キャスト】
キャスバル・レム・ダイクン田中真弓
アルテイシア・ソム・ダイクン:潘めぐみ
デギン・ソド・ザビ浦山迅
ギレン・ザビ銀河万丈
サスロ・ザビ:藤真秀
ドズル・ザビ三宅健太
キシリア・ザビ渡辺明乃
ジオン・ズム・ダイクン津田英三
アストライア・トア・ダイクン:恒松あゆみ
ランバ・ラル:喜山茂雄
クラウレ・ハモン:沢城みゆき
ジンバ・ラル:茶風林
シャア・アズナブル池田秀一
ナレーション:大塚明夫

 

<第1話『青い瞳のキャスバル』あらすじ>
宇宙世紀0068年、サイド3ムンゾ自治共和国
宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。
しかし、サイド3ムンゾの実権を掌握せんとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の暗躍は加速していく。
これまで語られる事の無かった動乱の歴史が明らかになる中、ダイクンの遺児であるキャスバルアルテイシアには、激動の時代を象徴した数奇な運命が待ち受けていた…